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今日、各エリアから集められた報告や諸々の統計を聞く機会があった。
数字は便利だ。状況を短い時間で把握できるし、変化も追いやすい。だが、Zoneで長く生きていると、それだけで現実を理解できるとは思えなくなる。
計器は、確かにアノーマリーの存在を示してくれる。しかし計器だけを見て歩けば命を落とす。地面の状態、風の流れ、周囲の音、過去に何があった場所なのか。そうした情報も合わせて見なければならない。
統計も同じだろう。数字そのものは事実でも、その数字が生まれた理由までは教えてくれない。いつ増えたのか、何故に減ったのか。その結果だけでは十分ではない。なぜそうなったのかを見る必要がある。
最近は数字だけで結論を出そうとする者が多いように思う。それは効率的だが、ときに重要なものを見落とす。
私も報告書や統計を参考にする。
だが、それだけを信じるつもりはない。数字を確認し、その背景を調べ、現場の状況と照らし合わせる。その手順を省いてはならないと思う。
少なくともZoneは、記された数字だけで理解できるほど単純な場所ではない。
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