写真: anreed-gallery / Tumblr
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自分のやりたいことだけをやっていると、少しも眠くならない。気づけば時間の感覚まで薄れている。眠気より先に、もっと続けたいという気持ちが残る。
関心を持ったものは、いつまでも続けてしまう。出来高も効率も、あまり関係がない。ただ手を動かしている。それだけで妙に満たされる。火が消えるまでというより、消えたことにも気づかず熱を追っているようなものか。
やりたくなかったことも、いろいろとやってきた。それが金になると解れば尚更止めにくく、離れにくい。実際には嫌だ面倒だと思いながらも続けるのだから、我ながら器用なものだ。
そのことに気づくと、私は考えるのをやめてきた。考え始めれば、どこまでも深く潜ってしまう。ならば息を止めて浮かび上がるまで待てばいい。そうして今までの日々をやり過ごしてきた。
有る意味、生きることもそうだ。
九月になった。
Zoneの夏も、そろそろ終わるらしい。暑さはまだ残っている。それでも夕暮れの風には、わずかに冷たさが混じる。乾いた草の匂いも、少しずつ夏とは違うものになってきた。
季節の境目というのは、案外静かなものだ。気づいたときには、もう別の季節の中にいる。
私も同じなのだろうか。まだ夏の熱を抱えたまま、知らないうちに次の場所へ進んでいるのかもしれない。
そうして、生きている。
